PRESIDENT

代表挨拶

一人ひとりに
自分らしい学びの場を

第一学院グループ・
第一学院 中等部 代表

生駒富男

テクノロジーの急速な発展と浸透により、私たちの身の回りは様々に変化し学びの可能性も大きく広がっています。
その一方で、全ての中学生の10人に1人が何らかの理由で学校に馴染むことができず、「不登校傾向」にあると思われる、という調査結果が大きな話題となりました。またこの調査では、学校に馴染むことができない理由として身体的症状以外の要因では学習面での理由が多数であることが示され、学びたいと思う環境として「自分の好きなことを突き詰めることができる」場所、「自分の学習のペースにあった手助けがある」場所、「常に新しいことが学べる」場所などが挙げられています※。一人ひとりの特性に合った学びの場の必要性・多様な学びの必要性が、あらためて求められているのです。

第一学院グループの各学校には、さまざまな生徒が入学してきます。しかし私たちは集団として生徒を見ているわけではありません。入学の経緯も、夢も、すべてが異なる生徒たち。その一人ひとりに向き合って、それぞれの自己成長を支援していきたいと考えています。ですから、親が我が子に向き合うような気持ちやまなざしをもって教職員(フェロー)全員でその想いを意思統一して生徒指導にあたっております。近年においてはICT技術を活用し、オンラインとオフライン(リアルな集い)のそれぞれの利点を活かし、生徒一人ひとりに合わせた主体的な学びや、リアルタイムでつながり共創するさまざまな学びにも取り組んでいます。

第一学院中等部は、ご家庭・学校に加えもう一つの場所として、中学生の皆さんはもちろん、保護者様・学校の先生・地域の皆様に寄り添い、長年の蓄積を活かし、変化する未来に向けて、ともに歩んでまいります。

※日本財団「不登校傾向にある子どもの実態調査」2018年発表