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豊橋キャンパス ブログ

スクールカウンセラーの先生の講演内容をご紹介します!

こんにちは!豊橋キャンパスです。

 

豊橋キャンパスにはスクールカウンセラーの先生がいることをご存じですか?
スクールカウンセラーの先生といえば、個別カウンセリングのイメージがありますが、
豊橋キャンパスでは保護者の方向けの講演会や保護者同士の懇談会(親の会)にお招きし、
保護者の方々と交流することを中心にご活躍いただいています。

 

これから月に1回程度、豊橋キャンパスのスクールカウンセラーである石川健司先生のご協力のもと、
以前豊橋キャンパスの保護者会でご講演くださった内容を一部ご紹介していきます。

 

今回は4月9日(土)の保護者会における「『社会適応と親子関係を考える』~子どもの心の成長を願って~」
というテーマでのご講演の内容の一部をご紹介します。

 

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子どもの不適応に対する大人の関わり方

 

子どもの適応支援においては、子どもの不安への耐性の基礎を形成している親子関係を振り返り、
手立て(関わり方の修正)を講じることが支援の重要な視点の一つとなります 

 

○自己管理不全・寡黙・緘黙等対応が難しい子どもへの対応について
原因は生来や家庭教育課題・学校教育課題での発達上の齟齬の要因が強いですが

   ⇓

対応は、自己肯定感の回復・人との信頼関係の醸成・カウンセリングマインド的教育にて
成長促進的に関わることが大切です。
(学校、家庭でのスモールステップ支援:慌てない、当てにしない、諦めない)

 

○子どもの適応不安反応としての要因

~子どもの発達と要求水準のギャップが背景にある~

心の発達の課題が背景にある子どもの不適応
 →環境不適応と理解する

   ↓

・居場所にあるストレッサー(対人及び学習)の問題
・ストレス対処能力(コーピング・スキル)の弱さ
(問題解決志向より情動不安回避志向が優勢)の問題
・ソーシャルサポート(家庭、学校、地域)の問題
・家庭と学校の連携の問題

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親子関係を見直すことはもちろん、子どもの不適応の背景を見つめ、
家庭・学校など周囲の大人が連携して子どもの成長を見守っていきたいですね。

次回は「親子関係で必要なカウンセリングマインド(聴くこと、共感すること)とは?」について
お伝えする予定です。
お楽しみに!